ブレイクダンスの中でも最も難易度の高い技としてあげられるエアートラックス(エアーフレアと呼ぶ人も増えています)これは多くの人の憧れであったり目標とする技ですね。今回はエアートラックスの練習方法やエアートラックスの形などについても詳しく書いていきたいと思います。
エアートラックスは連発するだけで実力を証明することができる
もちろんエアートラックスが全てというわけではないですがエアートラックスを連発している人を見るとなんとなく上級者、「この人うまいのかな」と感じるのではないでしょうか。ほとんどの人が憧れておきながらたどり着くことができない境地とされている大技「エアートラックス」ですから当然のことともいえますね!
できるようになったら簡単、お手軽なのがエアートラックス
難易度は高いエアートラックス。できるようになってしまえばウインドミルやトーマスより断然お手軽です。筋力もそんなに必要ないし、床にも左右されにくい本当に便利なスキルでもあります。
エアートラックスを覚えるための最低条件
- なにか1つパワームーブができる→ウインドミル、トーマス、ヘッドスピンなんでもいいです!
- 倒立ができる→歩いたり、ラビットができたらもっといいです!
昔は他のパワームーブが全部できるようになってから挑戦するように言われていましたが、そんなことはなく上記の2つの条件をクリアしているなら大丈夫!これから詳しく解説していくので参考にしてどんどん練習していきましょう。
エアートラックス練習法
まず最優先項目は柔軟性です。
体がかたい方はもちろん、自分は柔らかいと思った方も柔軟には力を入れて取り掛かってください。もちろん最初は体がかたくても大丈夫なので練習と並行してストレッチを頑張っていきましょう。
特に柔軟性が求められるのは上半身では肩・胸、下半身では開脚(開脚で側屈も)です。おすすめのストレッチはこの動画で僕が紹介しているのでぜひ参考にしてください。エアーのレクチャー動画です!
実際に僕自身もエアートラックスの為のストレッチと取り入れて連発が楽になった経験があります。また怪我の予防にもなります。一度、肩の怪我をしたらに長引くのと痛みによる恐怖心で悪いクセがつきますので要注意。予防が大切です。
次は倒立系の練習
倒立は少なくとも30秒はキープできるようになったほうがいいです。倒立の安定感が足りないといつまでもエアートラックスができなかったり多少できても肩の怪我がしやすくなります。自分はエアートラックスを伸ばしたい時期は練習の最初に倒立系の基礎練だけで1時間はやってからエアートラックスをとばしていました。エアーを20周以上できる僕でもこんな感じなのでこれからエアーをできるようになりたい人はより必要な練習になります。
- 倒立キープ 開脚でキープ。限界まで開脚していてもさらに開くつもりで力を入れ続ける
- 倒立歩行 背中を前にして歩く、お腹を前にして歩く、横に歩く
- 倒立で足振り 5往復以上
- ラビット 縦開脚のラビット 毎回限界まで開き大きく強く跳ねる
- 倒立旋回 同じリズムで数周 速さより安定が大事
- 片手フリーズ(左右)
倒立での自由度がエアートラックスの技術面ではほとんどだと思います。
エアートラックスの入りの練習
いろんな入りからエアートラックスに挑戦してみましょう。
- NY(立ち)→エアートラックス
- 倒立→エアートラックス おすすめ!
- 倒立旋回→エアートラックス
- 得意なパワームーブ→エアートラックス
まずエアー初心者におすすめなのは、得意なパワームーブからエアートラックスです。もしエアーにつなげるパワームーブがない方はスワイプスからエアーを挑戦してみてください。軌道が似ているのでとても良い練習になります。
次は倒立→エアートラックスを練習します。エアーの連発が楽にできるようになったとしてもこの先、倒立→エアートラックスの練習はずっとすることになると思います。本当に大切な練習です
倒立→エアートラックスの後の練習はNY→エアートラックスです。最初はゆっくりNYに入って倒立→エアートラックスを意識して飛ばします。慣れてきたら徐々にNYに勢いをつけて倒立→エアートラックスをします。あくまで倒立→エアートラックスと同じ感覚で毎回挑戦してください。倒立→エアーよりは勢いがつけばいいという意識ですね。
エアートラックスのコツ 右と左どっちの手が大事? 脚は??
軸手(飛ばす方の手)と逆手(キャッチする手)だと逆手が大事です。
振り脚(軸手側のあし)と先行脚(キャッチ手側のあし)だと先行脚が大事です。
飛ばすまで 逆手を極力離さず両手の時間を長くする。その間に下半身が回ってくる
飛ばす直前 先行脚に力を入れて軸手に体重をたくさん乗せる。ジョーダンを思いっきりやる感覚。
言葉で説明するとなると難しいですね。。
↑最初にあげた動画を見るとジョーダンをおもいっきりの感じがわかると思います↑
最初の目標はエアートラックス→ウインドミル
エアートラックスをいきなり連発することは現実的なことではありません。正しい順序を踏むことが大切です。
- エアートラックス→ウインドミル
- エアートラックス→スワイプス
- エアートラックス→倒立
- エアートラックス→2周目
ではエアートラックス→トーマスはどうでしょうか? この2つのパワームーブは軌道が似ていないので2周目の練習としては不適切です。なのでまずは1.のウインドミルにつなぐことを目標にしてみてください。
もちろんトーマスが得意な方は、トーマス→エアートラックス→トーマス→エアー→、、、と練習するのもおすすめです!!ただし最低でもトーマス→1990ができる人におすすめの練習法です。力でなんとかなったりもするのですが怪我します。
2.のスワイプスもエアーと軌道が似ていてウインドミルよりも腰の位置が高いので腕に体重が乗った状態を維持できるので非常に良い練習になります。スワイプスの時に足は優しく着いて体重はほとんど上半身に乗るように練習しましょう。
3.の倒立までいければ先が明るいですね。今まで以上に倒立→エアートラックスの練習に力を入れて頑張りましょう!
4.NYの勢いをどんどん強くしていきます。倒立→エアートラックスと同じ形のままでやることを忘れずに!もし成長が止まってしまったら倒立で歩いたり脚を振る、ラビットなどの基礎練に力を入れましょう。今まで以上に基礎練が役に立つのを感じられるかと思います。
その先の為にぶつかる、呼吸の壁
エアートラックスの2周目の練習に挑戦する段階になる頃には同時に柔軟性や基礎が向上していると思うのでどこかで一気にうまくなる時がやってくるかと思います。ある程度連発できるようになったら呼吸の壁にぶつかるかと思います。息を止めながらエアートラックスをやっても10 周できたら良いほうで呼吸をしようとしたら崩れてしまうという現象が起きます。
解決法は息を吐きながらNYに入る。息が吐ければ自然と吸えるので息を吐くことを意識しましょう。
縦エアーに横エアー? エアートラックスの飛ばし方はいくつかの方法があります
高いエアーと低いエアー(縦エアー、横エアー)で腕の押し方がや軌道が変わります。
脚を縦に開くエアーや脚を横開脚で固定したエアーで高さやシルエットが変わります。
皆それぞれ違う理想があると思いますが僕がおすすめするのは最初は腰の高いエアーで回数を多く回れるようにすることです。なぜかというと回数を回せればやりながら少しずつ理想の形に近づけること、正しい体重移動や呼吸の仕方を覚え怪我をしないで練習できること。なので安定もします。低いエアーがいいからとずっと1周でつまずいているのは悲しいですよね、高いエアーができる人は低いエアーもできるようになっていきますが、低いエアーで覚えた人は低いエアーしかできずそれからやっと倒立→エアーの練習を取り入れる人が多いです。あとは、
高いエアートラックスは派生・応用がしやすい。 ここに気付けるかはすごく大きいかと思います。
僕が実際にやっていたエアーの練習方法はこちら↓↓↓↓YouTubeで高評価15,700人からいただいてます!
倒立エアーができるとエアー→1990とかもできるようになるし最高です。
諦めずに練習をしていけば誰でもできるようになりますので頑張っていきましょう!
エアートラックスが学びたい方は僕(HIRONAGA)と一緒に頑張りましょう!
パワームーブを楽しみたい、バトルで勝ちたい、学校祭でパフォーマンスして人気者になりたい方はぜひ出張レッスン、オンラインレッスンをやっているので連絡お待ちしています!今後はワークショップの開催もしていきたいとも思っているので気になる方がいたらその時にはぜひご参加ください!
レッスンはちょっと、、という方は僕のブログで考え方を理解した上でYouTubeを見ていただけれかなり参考になると思うのでぜひチェックお願いします!チャンネル登録もよろしくお願いいたします!
最初に紹介した動画は英語で運営しているのですが、新しいチャンネルを日本語で始めたのでこちらもチェックおねがいします。おそらく6月ごろから動画も更新頻度を上げられると思います!その時にはちゃんと喋って解説します!
https://www.youtube.com/channel/UCDtMXLpnwMT2Z5I0ddkchLw
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